2020年02月05日
翼状片:手術方法について
通常、日帰り手術ですから入院の必要はありません。
手術は角膜に侵入した翼状片の組織を取る手術で、局所麻酔でおこないます。
手術時間は術式により多少異なりますが、15分から25分程度かかります。
翼状片は結膜の下の線維芽細胞が増えすぎたためにおこる疾患です。
ですから、翼状片を手術で切除しただけでは、時間が経つとその細胞が再び増殖する可能性が高くなります。
翼状片を単純に切除しただけでは再発率は50%までおよび、多くは手術後3ヶ月以内に再発します。
そのため、翼状片をとるだけでなく、その再発を予防する方法が必要となってきます。
通常、翼状片を単純に切除するよりも、切り取った結膜部分に自分の正常な部分の結膜を縫い付けると再発率がかなり低下します。
この方法は、結膜弁移植とか自己結膜移植といわれている方法で、当科では翼状片手術の全例にこの結膜移植を併用しております。
自己結膜移植術を併用した場合の再発率は数%ですが、若い人(50歳未満)ほど再発率は高いと考えられています。
再発を予防する方法として、手術中にマイトマイシンCという抗がん剤薄めて翼状片を切除した後の結膜にかける方法もあり、重症の翼状片や年齢が若い(50歳未満)の場合には併用します。
抗がん剤には異常に増殖する細胞をとめる働きがありますので、この効果をもちいて翼状片の再発を抑えるわけです。
この薬剤を手術中に5分間程度患部に触れさせて、あとはきれいに洗い流します。
この方法を併用することで、再発率がさらに減少します。ただし、マイトマイシンCの使用では長い年月の間に強膜(白目の部分)が薄くなるといった副作用がありますが、きわめてまれです(1%未満)。
・・・だそうだそうです
手術は角膜に侵入した翼状片の組織を取る手術で、局所麻酔でおこないます。
手術時間は術式により多少異なりますが、15分から25分程度かかります。
翼状片は結膜の下の線維芽細胞が増えすぎたためにおこる疾患です。
ですから、翼状片を手術で切除しただけでは、時間が経つとその細胞が再び増殖する可能性が高くなります。
翼状片を単純に切除しただけでは再発率は50%までおよび、多くは手術後3ヶ月以内に再発します。
そのため、翼状片をとるだけでなく、その再発を予防する方法が必要となってきます。
通常、翼状片を単純に切除するよりも、切り取った結膜部分に自分の正常な部分の結膜を縫い付けると再発率がかなり低下します。
この方法は、結膜弁移植とか自己結膜移植といわれている方法で、当科では翼状片手術の全例にこの結膜移植を併用しております。
自己結膜移植術を併用した場合の再発率は数%ですが、若い人(50歳未満)ほど再発率は高いと考えられています。
再発を予防する方法として、手術中にマイトマイシンCという抗がん剤薄めて翼状片を切除した後の結膜にかける方法もあり、重症の翼状片や年齢が若い(50歳未満)の場合には併用します。
抗がん剤には異常に増殖する細胞をとめる働きがありますので、この効果をもちいて翼状片の再発を抑えるわけです。
この薬剤を手術中に5分間程度患部に触れさせて、あとはきれいに洗い流します。
この方法を併用することで、再発率がさらに減少します。ただし、マイトマイシンCの使用では長い年月の間に強膜(白目の部分)が薄くなるといった副作用がありますが、きわめてまれです(1%未満)。
・・・だそうだそうです