2019年10月31日
てんかんの全般発作:欠神(けっしん)発作
数十秒間にわたり意識がなくなる発作ですが、けいれんを起こしたり、倒れたりはしません。
話をしたり、何かをしているときに、突然意識がなくなるので、急に話が途切れたり動作が止まったりします。
注意力がない、集中できない、などと思われて、周囲の人がてんかん発作であることに気が付かないこともあります。
学童期や就学前に症状が現れることが多く、女児に多い発作です。
以下のような症状がみられます。
・突然意識がなくなり、ぼんやりした目つきになる
・眼球が上転する
・まぶたがピクピクする(1秒間に3回程度の頻度)
・動作を停止する
・呼びかけにも反応しない
話をしたり、何かをしているときに、突然意識がなくなるので、急に話が途切れたり動作が止まったりします。
注意力がない、集中できない、などと思われて、周囲の人がてんかん発作であることに気が付かないこともあります。
学童期や就学前に症状が現れることが多く、女児に多い発作です。
以下のような症状がみられます。
・突然意識がなくなり、ぼんやりした目つきになる
・眼球が上転する
・まぶたがピクピクする(1秒間に3回程度の頻度)
・動作を停止する
・呼びかけにも反応しない
2019年10月30日
2019年10月29日
てんかんの全般発作:強直間代発作の
強直(きょうちょく)発作
突然意識を失い、口を固く食いしばり、呼吸が止まり、手足を伸ばした格好で全身を硬くしていきます。数秒〜数十秒間持続します。強直したまま激しく倒れ、けがをすることもあります。
間代(かんたい)発作
膝などを折り曲げる格好をとり、手足をガクガクと一定のリズムで曲げたり伸ばしたりするけいれんが起こります。一般には数十秒で終わりますが時に1分以上続くこともあります。
突然意識を失い、口を固く食いしばり、呼吸が止まり、手足を伸ばした格好で全身を硬くしていきます。数秒〜数十秒間持続します。強直したまま激しく倒れ、けがをすることもあります。
間代(かんたい)発作
膝などを折り曲げる格好をとり、手足をガクガクと一定のリズムで曲げたり伸ばしたりするけいれんが起こります。一般には数十秒で終わりますが時に1分以上続くこともあります。
2019年10月28日
てんかんの全般発作:強直間代発作
突然発症して、強直発作と間代発作を起こします。
発作後は、自然睡眠(終末睡眠)と呼ばれる
30分〜1時間くらいの眠りに移行することがありますが、
その後は普段の生活に戻ります。
発作直後は意識がもうろうとしていますので、
物にぶつかったり、
熱い物に触ってやけどをするなど、
発作そのものよりも、
もうろう状態での事故も少なくないので注意が必要です。
発作後は、自然睡眠(終末睡眠)と呼ばれる
30分〜1時間くらいの眠りに移行することがありますが、
その後は普段の生活に戻ります。
発作直後は意識がもうろうとしていますので、
物にぶつかったり、
熱い物に触ってやけどをするなど、
発作そのものよりも、
もうろう状態での事故も少なくないので注意が必要です。
2019年10月27日
2019年10月26日
てんかんの部分発作・二次性全般化発作
単純部分発作または複雑部分発作の症状から始まり、
ほとんどの場合は強直(きょうちょく)間代(かんたい)発作に進展します。
発作が始まる前に「前兆」がみられ、意識が消失します。
症状だけでは強直・間代発作との見分けが難しい発作ですが、
脳波の測定により診断できます
ほとんどの場合は強直(きょうちょく)間代(かんたい)発作に進展します。
発作が始まる前に「前兆」がみられ、意識が消失します。
症状だけでは強直・間代発作との見分けが難しい発作ですが、
脳波の測定により診断できます
2019年10月25日
てんかんの部分発作・複雑部分発作
意識が徐々に遠のいていき、
周囲の状況がわからなくなるような意識障害がみられる発作で、
本人には記憶障害がみられます。
しかし、
意識障害中に倒れることは少なく、
たとえば、急に動作を止め、顔をボーっとさせるといった発作(意識減損発作)や、
辺りをフラフラと歩き回ったり、手をたたく、
口をモグモグさせるといった無意味な動作を
繰り返す(自動症)などの症状がみられます。
周囲の状況がわからなくなるような意識障害がみられる発作で、
本人には記憶障害がみられます。
しかし、
意識障害中に倒れることは少なく、
たとえば、急に動作を止め、顔をボーっとさせるといった発作(意識減損発作)や、
辺りをフラフラと歩き回ったり、手をたたく、
口をモグモグさせるといった無意味な動作を
繰り返す(自動症)などの症状がみられます。
2019年10月24日
てんかんの部分発作・単純部分発作
本人は意識があるため、発作の始まりから終わりまで、症状をすべて覚えています。
過剰な電気的興奮を起こす部位によって、
運動機能の障害(手足や顔がつっぱる、ねじれる、ガクガクとけいれんする、体全体が片方に引かれる、回転する等)、
視覚や聴覚の異常(輝く点や光が見える、ピカピカする、音が響く、耳が聞こえにくい、カンカンと音が聞こえる等)、
自律神経の異常(頭痛や吐き気を催す等)など多彩な症状がみられます。
過剰な電気的興奮を起こす部位によって、
運動機能の障害(手足や顔がつっぱる、ねじれる、ガクガクとけいれんする、体全体が片方に引かれる、回転する等)、
視覚や聴覚の異常(輝く点や光が見える、ピカピカする、音が響く、耳が聞こえにくい、カンカンと音が聞こえる等)、
自律神経の異常(頭痛や吐き気を催す等)など多彩な症状がみられます。
2019年10月23日
てんかんの部分発作・概要
過剰な電気的興奮が脳の一部に限定されて起こる発作です。
意識がはっきりしている単純部分発作と、
意識障害が伴う複雑部分発作に分けられます。
なお、部分発作の中には、
限定された部位の過剰な興奮が大脳全体に広がるものもあり、
部分発作に続いて全般発作がみられるものがあります。
発作の始まり方から部分発作に含まれますが、
次の段階で電気的興奮が広がっていくことから、
「二次性全般化発作」と呼ばれます。
意識がはっきりしている単純部分発作と、
意識障害が伴う複雑部分発作に分けられます。
なお、部分発作の中には、
限定された部位の過剰な興奮が大脳全体に広がるものもあり、
部分発作に続いて全般発作がみられるものがあります。
発作の始まり方から部分発作に含まれますが、
次の段階で電気的興奮が広がっていくことから、
「二次性全般化発作」と呼ばれます。
2019年10月22日
2019年10月21日
てんかん発作とてんかん
「てんかん発作」とはてんかん患者さんに起こる発作のこと
また、「てんかん」は病気のことで、
「てんかん発作症候群(しょうこうぐん)」と呼ぶこともある。
つまり、
てんかん発作は症状で、
てんかん発作という症状をもった病気を
てんかんと呼び、
両者を使い分ける
また、「てんかん」は病気のことで、
「てんかん発作症候群(しょうこうぐん)」と呼ぶこともある。
つまり、
てんかん発作は症状で、
てんかん発作という症状をもった病気を
てんかんと呼び、
両者を使い分ける
2019年10月20日
高齢者に多いてんかん発作型
高齢者に起こるてんかんは大部分が症候性てんかん(脳に何らかの障害が起こったり、脳の一部に傷がついたことで起こるてんかん)で、二次性全般化により全身けいれん発作を起こすこともありますが、単純部分発作(意識がはっきりしている)や複雑部分発作(意識障害が伴う)が多く、特に1日に何回も起こる複雑部分発作が多いといわれています。
この発作はけいれんを伴わない(非けいれん発作)ために見逃されることが少なくありません。
また、自動症があってもあまり目立たず、単純部分発作の前兆が少ないという特徴があります。
さらに、発作後にはもうろう状態が続くことも多く、数日間続くことがあります。
少数例ですが、特発性全般てんかんや前頭葉てんかんで非けいれん性の重積発作を示すことがあります。
さらに、若年期に発病したてんかんが治っていたのに再び出現したり、中年期以降に特発性全般てんかんが発病し、そのまま継続する患者さんもみられます。
これらのてんかんは、全般強直間代発作、ミオクロニー発作、非けいれん性もうろう状態を示し、幻覚状態や反応性の変動などを示します。
また、非けいれん発作による重積状態がみられることがあります。
複雑部分発作による重積状態は、意識障害以外に特徴的な症状がみられないことが多いので注意が必要です。
この発作はけいれんを伴わない(非けいれん発作)ために見逃されることが少なくありません。
また、自動症があってもあまり目立たず、単純部分発作の前兆が少ないという特徴があります。
さらに、発作後にはもうろう状態が続くことも多く、数日間続くことがあります。
少数例ですが、特発性全般てんかんや前頭葉てんかんで非けいれん性の重積発作を示すことがあります。
さらに、若年期に発病したてんかんが治っていたのに再び出現したり、中年期以降に特発性全般てんかんが発病し、そのまま継続する患者さんもみられます。
これらのてんかんは、全般強直間代発作、ミオクロニー発作、非けいれん性もうろう状態を示し、幻覚状態や反応性の変動などを示します。
また、非けいれん発作による重積状態がみられることがあります。
複雑部分発作による重積状態は、意識障害以外に特徴的な症状がみられないことが多いので注意が必要です。
2019年10月19日
高齢者てんかんの原因:側頭葉てんかん
側頭葉てんかんは、
自動症(本人の自覚なしに、無意識に行う動作・行動)が特徴です。
多くの場合、記憶障害などを伴います。
症状(例)
自動症:口をモグモグする、身振りをする、など
動作の停止
自律神経性症状:腹痛などのお腹の症状が前ぶれとして起こる、嘔気・嘔吐、発汗、立毛、熱感、冷感、腹鳴、心悸亢進、胸部圧迫感、頭重感、など
精神症状:未体験なのに過去に体験したような感覚(デジャヴ、既視感)、いつも体験していることが未体験のように感じる(ジャメヴ、未視感)、昔の記憶が
次々と頭に浮かぶ(フラッシュバック)、恐怖感、など
認知障害:記憶障害、言語障害
発作後にもうろうとして歩き回る
自動症(本人の自覚なしに、無意識に行う動作・行動)が特徴です。
多くの場合、記憶障害などを伴います。
症状(例)
自動症:口をモグモグする、身振りをする、など
動作の停止
自律神経性症状:腹痛などのお腹の症状が前ぶれとして起こる、嘔気・嘔吐、発汗、立毛、熱感、冷感、腹鳴、心悸亢進、胸部圧迫感、頭重感、など
精神症状:未体験なのに過去に体験したような感覚(デジャヴ、既視感)、いつも体験していることが未体験のように感じる(ジャメヴ、未視感)、昔の記憶が
次々と頭に浮かぶ(フラッシュバック)、恐怖感、など
認知障害:記憶障害、言語障害
発作後にもうろうとして歩き回る
2019年10月18日
高齢者てんかんの原因
脳卒中が30~40%と最も多く、
次いでアルツハイマー病などの神経変性疾患
(脳内の様々な場所で神経細胞が死んでしまう病気)や
頭部の外傷、脳腫瘍などが挙げられます。
しかし、全体の25~40%は原因不明とされています。
次いでアルツハイマー病などの神経変性疾患
(脳内の様々な場所で神経細胞が死んでしまう病気)や
頭部の外傷、脳腫瘍などが挙げられます。
しかし、全体の25~40%は原因不明とされています。